バリキャリ乙女のイド端会議室

主に婚活、時々しごと。華麗なるバリキャリの脳内会議の一部始終。

『なんでもいい』と言われた時の対処法

こんばんは、年間300日スーツで過ごす女、バリキャリ乙女のイシイド マキです。


「ごはん、何食べよっか?」


「なんでもいい」


さあ、伝家宝刀『なんでもいい』をスラリと抜き放ったお相手さま。
その鋭い切っ先を前に、私たちにできることはなんだろうか。

 


『なんでもいい』の対処法

 


『何がいい?』も丸投げ


前回考察したように、『なんでもいい』の理由は本当になんでもよかったり、お相手に対する気遣いだったり様々です。


ですが先に『何がいい?』と聞くのも実は同様だったりします。
『自分はなんでもいいけど』とか『あなたに選ばせてあげようという気づかい』から『何がいい?』と聞いているわけでしょう?
丸投げなんです。


丸投げに丸投げで返されたらハナシが進みませんね。
どうしたら丸投げラリーを終わらせることができるか考えてみました。

 


①いつもどうだったか振り返ってみる


丸投げラリーが始まったら、普段はどのように決着しているか思い出してみてください。
お互いに好きなものが選べるファミレスやフードコート、手軽なラーメンチェーン店など『いつものところ』に落ち着いているなら、お相手さまは遠慮から希望を言わないだけなのかもしれません。


そこで振り返ってほしい。

 

お相手さまはそこで何を注文していますか?


ファミレスで毎回パスタを食べてるようならイタリアンレストランに行きたいのかもしれない。
クラブサンドを頼んでいるならオシャレなカフェに行きたいのかもしれない。


お相手さまの趣味嗜好が思い出せますか?


もしも普段、お相手さまの趣味と合わないところに連れていっているなら、こちらからそれを提案してみてはいかがでしょうか?
『何がいい?』よりももう少し具体的な質問。


「たまにはイタリアンにでもする?」


遠慮から自分の意見を言えないお相手さまなら、喜んでくれるんじゃないでしょうか?


「実はここに行ってみたかったんだよね」


なんてすんなりご希望が出てくるかもしれませんね。

 


②自らの内なる声に耳を澄ましてみる


少し具体的な質問をしてみたにも関わらず「別に」とつれないお返事が返ってきたり、全くお相手さまの趣味が思い出せなかった場合。
仕方がありません。
ご自分の希望を深ボリしてみましょう。


イシイドの例でいきますと、ワタクシは割と野菜は食べる方でございます。
仕事中などでも『あー野菜が足らないなぁ』なんて急に思い、コンビニで野菜スティックを買ったりするような人です。
そんな風に自分の体に足りない栄養素はなんだろうと心に問うて見るのです。
栄養素なんて難しいと思いますか?
イライラしたらカルシウムが足りないっていいますでしょ?
そんなレベルでいいのです。
ご自分の気分から探っていくのが簡単です。


気分的に凹んでいる時はビタミンB群が不足しているそうなので、野菜を摂った方がいい。
だけど、すごく頭を使って悩んだりした時は脳にブドウ糖が足りてない、つまり炭水化物をガッツリ。
タバコを吸ったりストレスの高い人はビタミンC。


そんな風に導きだされた栄養素を含むメニューに決めてしまいましょう。
ウォンツがわからないならニーズで攻めてみようってね。


そういえば、とてもムシャクシャしたりするときは暴飲暴食したくなる。
糖質、脂、塩分。
体にいいのか分かりませんが、あれもやっぱり体からのニーズなんでしょうね。

 


③お相手の食歴を調査してみる


さて、それでも何も出てこない、どうしてもお相手に決めさせたいと半ばムキになってしまっているあなた。


最終手段です。


お相手さまの食べたものを順にあげてもらいましょう。
朝食べたもの、昨日の夜食べたもの、昨日のお昼…
遡って遡って、様々なメニューを列挙しているうちに万が一でも「あ、これ食べたい」というものが出てくるかもしれません。
望みは薄いですが。


そして1ヶ月分くらい遡ったら分析開始。
②同様、この1ヶ月で不足している栄養素で決めてしまいましょう。

 


……………

 


ええそうですね、この方法は8割がた険悪になると思います。
乱暴ですし、聴取している段階で絶対に機嫌を損ねるでしょう。


でもさ、そこまで双方が協力しないんなら、いっそケンカしちゃえば?
人間関係を再構築するところからやり直しておしまいなさいっっ!


そう思います。

 


食事を楽しむということはその時間を楽しもうこと


さて。
私たちは人間です。
食事はしなければいけないものです。
だけど、食事はただの栄養補給活動にあらず。


忙しい昼食をひとりでかきかむことはあるかもしれません。
一人暮らしだから適当に、という人もいるかもしれません。


それでも、誰かと共に食卓を囲もうと言うなら、なおざりではいけないのです。


食事とは料理と時間とそして人生をシェアする行為。


毎日真剣に議論せよというつもりはありません。
実際に話をするかどうかは別のこと。
ただ自発的に『あなたと話をする場を作ろうとするかしないか』で、これからの二人の関係に意義をもたらすのではないでしょうか。


「何がいい?」と問われて「なんでもいい」以外の返事をすることは、お相手に対して、そして自分に対して向き合っている証拠。
自信を持って自分の望みをお伝えすれば円満なのではないでしょうか?