こんばんは!年間300日スーツで過ごす女、バリキャリイシイドです。
前回LINEの優位性を力説いたしました。
LINEは確かに一番効率の良いツールでありますが、使用上の注意をよく守らないと手のひらを返したように拷問ツールに変貌を遂げます。
すなわち『既読』問題です。
ご存じの様にLINEにはお相手さまがメッセージを確認すると『既読』という通知がでます。
この通知を巡って一喜一憂するという修羅の道も待ち受けているわけです。
LINEは洗脳ツールとなり得る
あれは、まだイシイドが婚活を始めて間もない頃。
とある殿方さまとLINEの交換をしました。
たぶん婚活で始めてLINEを使ったお相手だったんじゃないかな。
ものすごく好きな顔だったわけでもなく、ものすごく話があったわけでもなかったけれど、ただ話だけはひたすら途切れなかった。
先方さまはマメだった。
婚活初心者のイシイドも加減が分からず、拾える話題は全て拾った。
『トーク界のリベロ』の称号を与えたいくらいだ。
そんな訳でこの殿方さまとは
ほぼチャット状態を1日2~3時間、およそ1ヶ月続けることとなった。
ふーん、よっぽどウマがあったんだねー
とんっっでもないっ!
想像してみてくださいよ。
一月の繁忙期。
お客様から、上司から罵倒され、ヘットヘトで22時頃帰宅して、食事ながらチャット。
テレビをぼんやり見ながらチャット。
日が変わった頃に冷めたお風呂を温め直し入浴。
朝は6時起床。
なんて生活を1ヶ月も続けたら色々冷静な判断ができなくなります。
慢性的に疲労。
慢性的に睡眠不足。
今だったら、
コイツ、暇なのか?
と生ぬるい眼差しを向けるところだけど、婚活を始めて二週間。
やだ、もうゲット?婚活チョロい!
くらいの勘違いで伸びきっていた鼻を根元からへし折ってやりたい。
おまけに。
ちょいちょいとサブリミナル的に
「もう付き合うつもりだけど、まだ(このままの状態で)いいよね?」
という謎の呪文を挟み込んできおる。
今でなら、にっこりぶぶ漬けを差し出すところだが、これが初心者には効いた。
「もう付き合うつもりだけど」がイシイドの脳内では「もう付き合ってる」に変換されていた。
相手を疲弊させた上で(意図的ではなかったと思うけど)、自分の都合をねじ込んでくるのは洗脳そのものではないか!
使い方に寄っては洗脳ツールとなるLINE、恐るべし!
こうして別れは訪れた
さて、そんな蜜月状態だった殿方さまとなぜお別れすることになったのでしょうか。
気になりますね。
実は、途中からあれ?と思うことがあったのです。
それは『既読』のタイミング。
先ほど、イシイドは『ほぼチャット状態』といいました。
みなさんも経験があると思うのですが、お互いにトークルームを開いている状態でメッセージを送信すると、送った瞬間に『既読』がつきますね。
この彼、それがつかないんです。
あちらから質問してきて、「はい」か「いいえ」で答えられるようなことなのに待っていない。
そのくせね、1分後に返信があったり。
だから『ほぼチャット状態』
こちらは『会話』するために待機してるのにあちらはそうではナイ。
ムム。
なのに2~3時間拘束されるの、なんか納得できない…
ちゃんと返信してくれてるのに不満を募らせていくイシイド。
今のイシイドなら「返ってくるだけいっか」と思うだけなのだけど、この時はコレが効を奏した。
ヤツには『同時進行』がいっぱいいたのだ。
イシイドと同じように食事に行く関係のお友だちが7~8人。
連絡を取るだけなら10人を越えるのだとか。
婚活初心者のイシイドでも『婚活の同時進行』については理解していた。
でもさ、許せなかった。
だって、洗脳されてたから。
愚かだけど付き合ってるつもりだったから。
そして同時に「まだいいよね?」の意味がわかった。
彼は、結婚相手を探しているのではなく、たくさんの女の子(といっても妙齢)と食事をしたり遊びに行ったりしたかったのだ。
だから、イシイドを『彼女』にしてしまうと遊べなくなってしまう。
だから「まだいいよね?」
まぁ、イシイドが『決め手に欠ける女』だっただけかもしれないけれどね。
イシイドにメッセージを送り、別の人のトークルームへ移動するので『既読』がつかない。
これが『ほぼチャット状態』のカラクリでした。
一人を相手にしていたイシイドがあれほど疲弊したのに、元気だな!
ただ、ちょっとしたことでも違和感を感じたら、何かしらの理由があるということは間違いないということを学んだので感謝している。
『既読』だろうが『未読』だろうが『スルー』は『スルー』
さて、『既読スルー』『未読スルー』ではどちらが脈なしなのでしょうか?
『既読』は見た、上で返信してない。
『未読』は見てない、けど見たかも。
イシイドはAndroidなので、LINEのポップアップである程度メッセージを読むことができる。
開かずに通知を消してしまうと、そのまま忘れてしまうこともあります。
ごめんね。
ちまたでは、『既読』をつけずに読む方法、なんてものが溢れている。
だからつまりそれは、『未読』であっても大方読まれていると思った方がいい。
そしてお相手さまは、あなたが自分と連絡を取りたくてたまらず身悶えてる姿を見てほくそ笑むチョー性格の悪いヤツという証拠でもあるのだ。
そいつ性格悪いよ!
なんにせよ、返事がないことが一番の返事ということだと思います。
返事がないとき、話題を変えたら返ってきたとか、何度かに一度は返ってくるならば。
まだあなたとの関係がなくなることを少しはもったいないと思っているということ。
まぁ、何度かに一度しか返事をしないという時点で正常な関係であるとは言い難いけれど。
あなたからのメッセージを見ようが見まい、返事がないということは「あなたとの関係が終わってもかまわない」という意味なのです。
それでもあなたは、それにしがみついて時間を過ごしますか?
ちなみに。
洗脳LINEの殿方さまは半年ほどしてから連絡をしてきました。
最初は新しいビジネスを始めるからとかなんとかいってましたけど、最終的には「僕はまだひとりです」と。
イシイドは迷ったあげ句、翌日に既読をつけた。
この時にはもう彼氏がいたからね。
もう1日経ってからもう一言。
「もう連絡しない方がいかな」と。
イシイドは未読のまま、一週間経ってからひっそりと既読をつけました。
駆け引き?
いいえ、ストーカー対策です。
彼はそんな人ではないと思いますけどね (^_^;)
ストーカーという人は、連絡手段を絶たれると職場や自宅前に佇むらしいです。
だからお返事はいたしません。
でも、ブロックしてしまうとどんなメッセージを送ってきたのか分かりません。
だけどブロックしなければ危険な兆候は全て『証拠』として残すことができるのです。
だから、どんなにキモくても、むしろキモイほど、『証拠』は残しておいた方が保険になる。
こういう考え方は可愛いげがないかもしれないが、自分が『キモイ証拠』を残さないための戒めにもなるので、少しは持ち合わせた方がいい。
『既読』であろうが『未読』であろうが。
『スルー』されているのなら、今までの楽しかったことも、素敵なその笑顔も。
みんないい夢だったと感謝しつつ『スルー』するのが大人婚活のお作法なのです。
そしてLINEがマメすぎる殿方さまは要注意。
今日はそんなお話でございました。