バリキャリ乙女のイド端会議室

主に婚活、時々しごと。華麗なるバリキャリの脳内会議の一部始終。

こんなの初めて。

「男は愛する女の最初の男になる事を願い、女は愛する男の最後の女になる事を願う」
                             ーオスカー・ワイルド

 

こんばんは、年間300日スーツで過ごす女、乙女イシイドです。

 

オスカー・ワイルド
アイルランドの詩人、作家でございます。

 

さて、恋愛のマニュアルでは。
殿方さまはお嬢様から「こんなの初めて」と言われたい生き物なので、レストランもデートスポットもプレゼントも、お嬢様方は『初めて』という態度をとらなければならない。
らしい。

 

はたしてそれは本当か?
本日はそんなお話。

 

「こんなの初めて」と言われたい殿方さまへ

 

まず始めに断っておきたいのは、お嬢様方は『初めて』にこだわったりしていないということ。
エスコートしたお店が、実は前に来たことがあっても減点されたりはしないから安心して。
むしろ好きなお店だったら、あなたは「センスがいい」と株が上がるだけなんだから。

 

そして、お嬢様にとって初めてのお店でなかったとしても。
異様にテンションを下げたりしないこと。
キャラによっては、ちょっとだけシュンとされるとキュンとくるかもしれないけど、それはあまり期待しない方がいいかも。
9割の人はキモイおっさんにしか見えないから。

むしろ「じゃあ、おすすめは何?」なんて余裕のある態度の方が好感が持てます。

 

それでもお嬢様の「こんなの初めて」が聞きたいならば、サプライズは諦めること。
3つか4つ候補をあげて、「この中で行ったことのない店に行こう」と誘ってください。
まぁ、全部行ったことがあるという可能性もなくはないけど、『行ったことのない』が前提だから確実に『こんなの初めて』になりますよね!

 

『来たことある』がバレたお嬢様へ

 

さて、2回目のデート。
いい感じの殿方さまに連れてこられたお店は、先週合コンやった店だった!
なんてことは、あるある。
婚活あるあるだから大丈夫。

 

「来たこと、ある?」

 

と聞かれてとっさに

 

「ううん、初めて。知らなかった~」とか

「えっと、ネットで見て来たいと思ってたんだ~」とか。

 

そんな風に取り繕うと、後で失敗することもあります。

 

「みんなうまそうだね。何にしよう」

 

「あ、このガリシア栗豚って甘くて美味しいかった」

 

「………」

 

なんてことも。
お酒が入ったりするとうっかりね。
来たことある時は「ある」とはっきり言った方がいい。
抵抗があるなら「女子会で来た」と言えばよいのだ。

 

そして。

 

「前に来たときよりも楽しい!」

 

と、ちゃんとお伝えしましょう。
もちろん楽しくなければ言わなくたっていいのです。
デートはどこへ行ったかよりも誰と行ったかが大事なの。

 

女の恋は上書きだから

 

さて。
イシイドは前に行ったことのある場所へ積極的に行きたがります。
なぜなら。

 

あなたと行くのは初めてだから。

 

いいトシの大人ですから、いろんなところでいろんな思い出があります。
婚活デート中でも過去の切ない思い出を思い出しちゃうことだってありました。
でも、いい思い出も悪い思い出も、みんな『あなたと私』に塗り替えてしまいたから。

 

よく『女の恋は上書き保存、男の恋は別フォルダ』っていいますよね。


私はガンガン上書きしていきます。
もしもあなたに別フォルダがあっても、それが見つけられないくらい『私フォルダ』を増やしていくからよろしくね。

 

私はあなたの『最後の女』でいたいけど、あなたには私にとっての『最後の男』であってほしいのです。


オスカーさん、そこんとこ、ちょっとだけ違います!