バリキャリ乙女のイド端会議室

主に婚活、時々しごと。華麗なるバリキャリの脳内会議の一部始終。

トマトで誠実さを学んだ夕餉

こんばんは、年間300日スーツで過ごす女、バリキャリ乙女でネトゲ廃人のイシイド マキです。


いやーん、久しぶりにネットゲームにはまっちゃった。
てへ。

 


家の外に出る労力と家の中で解決しようとする労力と


そんなわけで数年ぶりにネットゲームにはまってしまい、執筆はおろかTwitterすら触らない日々が続いております今日この頃今この時。
まだイベント期間中なので後2日はこんな状態が続きそうです。
いやいっそ明日会社休むか。
貴重な休日にも関わらず、ベットでゴロゴロ&ゲームでピコピコ。
そうするってぇとすぐにお昼になります。
空腹に耐えかねてテキトーに何か食べます。
そんでもってベットでゴロゴロ&ゲームでピコピコ。
気がつけば夕方です。
さすがに夕飯の支度をしなければなりません。
近所のスーパーに………化粧するの、めんどくさいな。
今から40分かけて化粧して、スーパーで30分過ごす。
だけどその間スーパーで私の40分かけたこの顔を見る人なんざいるか!?
かといって家の前にゴミを捨てに行くのとは訳が違う。
やっぱりスッピンはアカン。


……………家の中にあるもので乗りきろう!


料理研究家リュウジさん


家事経験ゼロからのおさんどん生活―――
この猛烈に不安でしかないアラフォーバリキャリ独身女の食生活を救ってくれたのは他でもない、Twitterで有名な料理のお兄さんこと料理研究家リュウジさん。
『やみつきバズレシピ』を始め料理本としては累計120万部突破の実力は伊達じゃありません!
ハズレなし!!
ぶっちゃけ、『美味しいごはん』なんてね、クックパッドを見れば充分なんですよ。
無料で美味しいものは作れる。
だけど、新しいレシピ本が発売されるとつい買ってしまう…
ただのレシピ本でなく、ページをめくるだけで楽しくなってしまう、つい作りたくなってしまう、そんなワクワクがつまったレシピ。
私にとってもはや教祖。


そんなリュウジさんのレシピ本をパラパラしていると『サバカレー』なるレシピを発見!
実は昼にカレーが食べたくて食べたくて悶絶してたんですけど、レトルトもなくてやむなく残ってた冷凍チキンライスでレンチンしただけのオムライス(オム抜き)を食べたとこ。
教祖の教え(?)通りサバ缶は切らしたことのないわが家。
キミに決めた!とばかりに今日のメニューは決まったのでした。
ところが。

 


トマト缶を生のトマトで代用してみた


材料をよく見るとひとつ足りないものが。
サバ缶、玉ねぎ、調味料もOK。
トマト!?しかもトマトはトマト缶…?
存在は知っててもトマト缶なんて買ったこともございません。
ホールトマトがコンビニに売ってる記憶はない。
これは腹をくくってスーパーまで行くべきか、行かざるべきか。


………待てよ?生トマトならいっぱいあるじゃん?


同居人の親戚が農家なので野菜だけは山ほどある。
このまま痛ませるくらいなら、ちょっともったいないくらいの使い方をしてもいいんじゃないか。


早速スマホでチェック。
あるある、ヤホー知恵袋にありましたよ。


『生のトマト(中3~4個)の種を除いて2cm角に切る。酸味が強いので多めに加熱するとよい』


そんだけ?
やだ、アタシにもできちゃーう♪
早々にぶったぎってタネを取る。
種周りのところに栄養が詰まってるような気もするけれど気にしなーい。
ザクザク切ってる途中でハタと気づく。


皮、剥かなくていいのかな?


たしかトマトって湯剥きするんじゃ…
いつもは生で、サラダでいただくので皮のことなんか気にしたこともなかったけれど。


『トマトの湯剥き』


ろくに気にしたこともなかったけど、イシイドの辞書にはその言葉が刻まれていた。


『トマトの湯剥き』


………ま、いっか。
ちょろっと剥いてみたけど、こんなに細切れが増殖しちゃったら剥ききれない。
玉ねぎ入ってるし。
わかんねー、わかんねー。
バレやしないっしょっ。
で、こうしてできたトマトの切り身。


f:id:comotenasi:20190713192809j:image


中々の量です。
レシピ通りに玉ねぎを炒め、トマトとカレー粉を投入。
テキトーに(←アカン)炒まったらサバ缶と調味料も投下。
カレールウと違って小麦粉入ってないからね。
アレルギーの方も安心(たぶん)
糖質も押さえられてヘルシー(おそらく)
味見して、


んまっっ!


なんで?
カレーだよ?
なんでこんなに美味しいの?
と、ビビるくらいの美味さ。
ああ、リュウジさん、マジ神。
思わず東京の方に向かって拝んだ。
東京にいるかしらんけど。


感謝の気持ちをお送りしてふと鍋を見ると謎の赤いトッキントッキン(←名古屋弁や)の物体が…


トマトの皮!(熱で丸かってるver.)


ちょいちょいっと掬いあげてみて食べてみる。


………ビニール片の舌触りがする orz


「玉ねぎです」と押しきれば押しきれそうだけど、なにせ色が赤い。
む、紫玉ねぎなの、とか言っても無理だな。
トマトの皮であること巖のごとし。
仕方がないので同居人が帰宅するまでの間、トッキントッキンのトマトの皮を菜箸で駆逐することになったのでありました。
はぁ、ちょいちょい。

 


親切なのではなくて誠実


さて。
生のトマトでトマト缶を代用する方法にはトマトの皮を剥くことは書かれていなかった。
これがジャガイモだったらどうだろう?
さすがの私でも皮を剥くものと想像できる。
つまりそれはトマトの皮はジャガイモの皮レベルに剥くのが当たり前なコモンセンスな訳なんですね。
ああ、恥じいる。
しょぼん。
とはいえ、あのやり取りだけで解決してたってことは、知恵袋の質問者さんと回答者さんの料理スキルがたまたま合致したってことなんですよね。


知人にとある機械製品のマニュアル(取扱説明書)を作るお仕事をしている人がいます。


懇切丁寧に、こどもでも分かるように作る


のが基本なんだそうです。
確かにね。
家電は「コンセントを差す」「電源ボタンを押す」から始まる。
毎回、その辺の行はクドいし要らないよって思ってたけどやっぱり要るものなのね。
そしてそれは親切で「電源ボタンを押す」って書いてる訳じゃないのだと思う。
どんなに分かりきったことでも1から順に省くどことなく、しかも変わらずちゃんと説明するのは誠実さなんだと思うのです。


手は抜きません、ブレません


って。
そんなことを学びつつ、激ウマサバカレーをたいらげる夜なのでした。

 


リュウジさんの激ウマ「サバカレー」のレシピはこちら↓

 

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https://twitter.com/ore825