バリキャリ乙女のイド端会議室

主に婚活、時々しごと。華麗なるバリキャリの脳内会議の一部始終。

婚活女子はひとり暮らしをした方がいい2019

こんばんは、年間300日スーツで過ごす女、バリキャリ乙女のイシイド マキです。


久しぶりの婚活ネタでございます。
実家暮らしのお嬢さまと、お嬢さまを目にいれても痛くないおとーさまとおかーさまにお読みいただきたい。
イシイドの近況と共にお伝えいたします。

 


『ひとり暮らし』はなぜ好まれるか


婚活しとりますとね、『実家暮らし』か『一人暮らし』かという話題は頻出いたします。
そして『実家暮らし』はすこぶる人気がない。
イシイドが生まれてこの方「実家から出たことがない」と聞くや否や「ないわー」と吐き捨てた殿方もいらっしゃったくらいだ。
(その殿方もひとり暮らし未経験)
現行ひとり暮らしでなくても、ひとり暮らし経験があれば恩赦される。
それくらい人気がないんだな、実家暮らしって。

 


ひとり暮らしが好まれる理由


恋愛のマニュアル本でもひとり暮らし女子の方が『モテる!』『彼氏ができる!』と煽りたてるから、ますますひとり暮らし勢は優勢になる。


何ゆえそんなにもてはやされるかというと、


『単純に都合がいいから』


だ。


『ひとり暮らしの女の子』に世間が抱くイメージ。
20代のお嬢さまであれば『自宅に殿方さまをお招きしやすい』というデュフフな理由だろうし、アラサー以降は『一通りの家事ができ』て『まともな経済観念』を持ち合わせているだろうという幻想だ。


若い女性が誰でも彼でも自宅に招き入れるなんてことあるわけないし(むしろ入れない、すんなり家に通されたらそれはワナだぞ)
実家暮らしの女性だって一通りの家事をこなす人はこなす(私はできないけどネ!)
『まともな経済観念』だって支出よりも収入に対して、そしてそれを得るための労力に応じて形作られるものだと思うから実家とかひとり暮らしとかは関係がない。


つまり女子のひとり暮らしが好まれる理由は、家事ができて(少ない給料の)家計をやりくりし、時々エロいという『昼は家政婦、夜は娼婦』的な男性目線に都合のよい価値観から生まれている訳ですよね?
そんなものに踊らされてシアワセですか?

 


イシイドの場合


さて、かといって「実家から出てはならぬ」と申しているわけではございません。
もっと別の理由から「実家を出なさい」と言いたいのです。


実はイシイド、昨年の秋ごろに事情があって別宅を手に入れました。
あ、いやもちろん賃貸よ。
そしてこれまた事情があって実家と別宅を週の半々くらいで行ったり来たりの二重生活をしております。

 


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ほらね、ちゃんと書いてたのよ。
誰も気づいてなかったでしょう 笑

 


初めて実家を出て、自分の好きなものに囲まれて生活するというのは本当に楽しい。
せっかくなので、家具も家電もインスタ映えするオシャレなものがほしい。
BRUNOもアラジンのトースターも買った。
深い藍色の食器はそれだけで絵になる。
困ったら無印良品
あっという間にプラチナステージに到達した。


これまで興味のなかった家事が楽しくて仕方がない。
大人になってからはさすがに自分で使う家具家電は自分で買っていたけど、それでも親の用意したものをなんのギモンも抱かずに手にしていたわけだ。
我ながらトホホだよ。


さて、そんな風にドクリツ生活を超満喫していてなーんにもモンダイなさそうと思ったでしょ。
そうは問屋が卸さないもんなんだよね。


実はこの別宅。
同居人がいるのです。


週の半分は実家なので、丸々1週間、顔を合わさないなんてのもザラでして。
お互いプライバシーは侵害しない気楽なものだから、この同居人がストレスというわけではない。
だけど、ちょっと目を離した隙に買ってくるんだな。


共用スペースにホームセンターの収納を。
何も下がっていない謎の突っ張り棒。
吸盤式のフック。


私がこだわりたいところを事前に伝えれば手出しはしないが、言わなかったところや気づかなかったところのスキマを絶妙に突いてくれるのだ。


イシイドは一応、婚活女子であるわけですが、ウエディングドレスとか何カラットの指輪とか南国のハネムーンとかそういうものには一切興味がない。
ただし、『オシャレな暮らし』には憧れる。


「結婚って、『生活』なんだよね」


師匠が言う。
(お忘れでしょうが、イシイドの学生時代からの親友のことだ)
わかってる。
どんなにオシャレなものに囲まれようと、排水口はヌメるし生ゴミは臭うのだ。
だから便利で手入れが簡単でしかも安価なホムセングッズをチョイスするのはベストな選択だ。


それでも。


目にするとちょっとだけしゅんとしてしまう自分がいる。
よかれと思ってやってくれたことなのに、しょんぼりしている自分がみみっちくて情けなくなる。


もしかしたら。


私は結婚がしたいのではなく、新しい場所で、100%自分の好きなものに囲まれた生活をしたいだけなのかもしれない。
もしも『結婚』したら、相手の意向も汲まねばならないし、もっとすると相手の親の意向だって。
『結婚』したら100%自分の好きだけじゃ暮らせないのだ。
だから私のように『ここではないどこか』に行きたいのなら、少しでも早くひとり暮らしをして100%自分の好きなものだけに囲まれるべきだ。
そしてそういう生活をやりきってしまうのだ。
やがて来る、他の意向を受け入れるために。


だから婦女子たちよ。
誰かの都合のいい目線のためじゃなく、『我が人生一片の悔いなし』と言い切れる人生を歩むために。
ひとり暮らしはした方がいいんだよ、ベイベー。

 

 


そして今日は帰る。
少し見慣れたホムセンラックが待つ家に。


これが最近の私です。