バリキャリ乙女のイド端会議室

主に婚活、時々しごと。華麗なるバリキャリの脳内会議の一部始終。

常滑 やきもの散歩道を行く!20世紀少年少女になれるフォトジェニックさんぽ!

こんにちは、年間300日スーツで過ごす女、バリキャリ乙女のイシイド マキです。


お盆休みも終わり、そろそろ日常に戻らねば…
今年のイシイドはほぼほぼ引き籠り生活を堪能しておりましたけれど、ちょっとだけお出かけもしました。

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こんな風景に出会える。
名付けて、常滑フォトジェニックさんぽ!

 


愛知県はやきものの産地


意外なことに愛知県は焼きものの産地だったりします。
愛知県の北部に位置します、瀬戸物で有名な瀬戸市
そして愛知県の右足知多半島、外ももの辺りに位置します常滑市
どちらも日本六古窯(日本古来の、現代まで生産が続いている陶磁器窯)に名を連ね、特に常滑平安時代から続く日本最古の生産地なのです。


全体に釉薬をかけツルリとした瀬戸焼に対して、赤茶色の表面は滑らかだけど土の質感の残る常滑焼。
特に常滑焼の急須は日本一のシェアを誇るのだそうです。
愛知県民は瀬戸物の茶碗で米を食べ、常滑焼の急須でお茶を飲む。
身近過ぎてありがたみが薄いのですが、どこのご家庭でも見られる風景です。


ちなみに名古屋市西区には世界最大級の高級洋食器メーカー『ノリタケカンパニーリミテド』の本社があり、その文化施設として『ノリタケの森』もあります。
ミュージアムやレストラン、赤レンガの旧工場やビオトープなど。
少し欧米の風を感じる、こちらもフォトジェニック!
名古屋駅から地下鉄で一駅、または徒歩の距離です。
デートにもオススメ。

 


常滑 やきもの散歩道


さて、常滑 やきもの散歩道とは。


愛知県知多半島常滑市にあるやきもの散歩道は、中心市街地の小高い丘にある特に人気の観光スポット。
常滑駅から徒歩で5〜10分にある陶磁器会館が出発点です。
ここで入手したパンフレットを片手に、迷路のような路地の散策をお楽しみください。

やきもの散歩道Aコース
1.6kmで所要時間は約60分。
レンガ造りの煙突や窯、黒塀の工場、陶器の廃材利用の坂道など、独特の雰囲気と歴史を伝える空間を歩きます。


やきもの散歩道Bコース
4kmで所要時間は約2時間30分。
常滑焼の歴史や産業観光施設のINAXライブミュージアムなど見学施設は盛りだくさん。
A・B両コースとも買い物が楽しめます。

公式ホームページより引用



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常滑のより古い町並みを楽しめる、やきもの散歩道Aコースを歩いてきました。
てか、殺人的猛暑に一時間もフラフラ歩いてたら死んじゃいます ←本音
休み休みのんびり歩いていきます。

 


陶磁器会館にて


まずはスタート地点、陶磁器会館に車を停めてスタートです。
陶磁器会館駐車場は土日祝日は有料(1日500円)ですが平日は無料です。
少し離れたところに第二駐車場もありますから諦めないように。


陶磁器会館でロードマップをゲットします。
陶磁器会館では焼きもの体験もできますが、ここはお時間の都合でスルー。
それでも即売所に並べられた様々な常滑焼が目を楽しませてくれます。

 

常滑焼とは


常滑焼というと原料に含まれる鉄分が朱赤に発色するのが特徴ですが、今は成分の配合を変えたり釉薬をかけることで色鮮やかな常滑焼も。
パッと見、常滑焼には見えないものあるけれど、『彫り』(焼く前に表面に絵や文字を彫り込むこと)や『龍巻』(粘土で作ったレリーフを器に張り付けること)といった常滑焼独特の技法にも注目です。

 


では出発


陶磁器会館を後にやきもの散歩道に入ります。
やきもの散歩道は自然の遊歩道ではなく、民家の間を縫っていくような散歩道です。
実際にそこで生活をしていらっしゃる方々の生活道路でもあるんですね。
真新しい近代的な住宅の前にどどん!と古い窯がそびえている不思議な風景。

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人ひとりが通るのがやっと、しかも山を削って作られたのでしょう道の片側だけ深い崖のようになった路地。

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……………


そう、前回消えた画像はここら辺の画像なんですぅぅぅぅうっっ!
いっぱい撮ったのに、神様のばかーっ
というわけで、少々残念な感じですが文章だけでお楽しみください。


あちらこちらに順路を示す看板もあるしタイルが地面に埋められてはいるのですが、細い路地が入り組んでいて本当に迷路のよう。
気がつけば順路を外れていたりしますが気にしない、気にしない。
順路は関係なくあっちの方かな?くらいの感覚で歩いていても到着できます。
それくらいゆるーい散歩旅です。

やきもの散歩道は坂が多い!

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坂によってこんな風に滑り止めもデザインが違って楽しい。
マンホールもおしゃれ。

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真ん中は常滑市のマークです。

 


土管坂からの絶景


でーんで ででん でんで でんでーん


常滑市には映画『20世紀少年』のロケ地となったポイントがいくつもあります。
散歩道内の『登窯広場展示工房館』には出演者たちのサインも展示されていました。

 


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こんな独特の風景があちらこちらに。
中でも有名なのが『土管坂』

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お盆休み期間だったので平日でも次々と人がやって来ます。
撮影ポイントで順番待ちなんて事もしばしば。
でもちゃんと前の人が終わるまで写り込まないように物陰に身を潜めるお行儀のよさ。
譲り合いの精神って美しいですね。


さて、この土管坂を上りますと『土管坂休憩所』があります。
小規模ながらお土産と喫茶、靴を脱いでくつろげるスペースが用意されています。
ドリンクを注文すると壁一面に並べられた常滑焼のマグカップから好きなものを選ばせてくれます。
オレンジジュースもマグカップ
ちょっとへんだけだけど、嬉しいサービスです。


そして…


いやぁ、みんなにも見せたかったなぁ………

土管ビール


キンッキンに冷えた常滑焼の土管型ジョッキでいただく土管ビール…美味しいんだろうなぁ…


リアルなミニ土管型ジョッキはインスタ映え間違いなしのインパクト!
イシイドは同伴者に遠慮したので土管ソーダにしましたが。
ソーダ水にシロップを入れてくれるのでブルーハワイ味にしました。
ああ、写真が残ってないのが本当に残念。


この『土管坂休憩所』は散歩道の中でおそらく一番高いところに位置するので遥か下の方に伊勢湾が望めます。
エメラルドに輝くオーシャンブルー…ではさすがにありませんが、THE日本の海といったシルバーグレイの水平線が穏やかにキラキラと揺れています。
耳を澄ませば微かにブーンと響くモーターの音。
試合なのか練習なのか、絶えず競艇場のボートの音が聞こえます。
暑い暑い日でしたがこの絶景に疲れた体も癒されるのでした。

 


この日の名古屋は最高気温36.6度、湿度47%という過酷な気候ではありましたが、4時間かけて一周してきました。
途中、様々な工房の作品を見ながらゆるゆる巡るとあっという間に時間が過ぎてしまいますね。
まだまだご紹介したい魅力がてんこ盛りな常滑やきもの散歩道でしたが、あとは皆さまの目で確かめてみてくださいね。


地元から、少しだけ足を伸ばして見つけた素敵な場所。
あなたの町の近くにも隠れているかもしれませんね。