こんばんは、年間300日スーツで過ごす女、乙女イシイドです。
前回
に引き続き、交際前に恋人的接触はアリかナシかをお送りいたします。
婚活女性第二形態
『交際前恋人的接触はNG』の根拠として、婚活女性サイドのメンタルの不安定さをあげました。
これはまだ婚活ビギナーの頃にありがちな話だったりするのですが、活動を通じて一通りの経験をして、こなれてきた頃からはもっと危険なのです。
活動期間が長くなることで盲目的に殿方さまに入れ込むことが少なくなります。
多少のウィークポイントにも片目を瞑りながら、のらりくらりとやり取りを続けていけちゃうようにます。
ある意味一見、精神的には落ち着いていますし、こちらの主導権で活動しているようにも見えます。
その一方でお相手さまの『つじつまの合わないこと』に敏感に気がつくようになるのです。
連絡の頻度、既読のタイミング、返信速度。
メッセージの文字数、語尾、こちらの質問に的確に答えているか否か、絵文字やスタンプ有無またはチョイスのセンス、等々。
ありとあらゆるところから、『この男、100%私にゾッコンではない』という証拠を(それが捏造であっても)かき集めてくるのです。
「はっはーん、そういうことね。ハイハイ、またこのパターンね。他にも女がいる!」
ええ、わかっちゃうんです。
あたかも未来がわかる水晶玉を覗き込む占い師のように。
わかっちゃった気になっちゃうんです。
婚活中なんだから同時進行している女性がいたところで問題はありません。
むしろいないわけがないので、このカンは当然当たってしまう。
もちろん、誠実に(?)彼女だけを見つめている殿方さまの場合だって、仕事や家族友人がいるのだから、即レスできないことだってあるでしょう。
そこをつまみ上げて、
「貴殿の不実、見破ったりィィ~!
この屈辱、晴らさずにはいられまじ!
ええぃ、合戦の時は来た!
馬を引け、槍を持てぃ!
者ども、敵の首、いざ討ち取らんっっ!!」
ぼおぉ~、ぼおぉ~
かくして彼女は婚活ヶ原の人塚となるのであった。
…いや、なるのよ。
彼氏のウソに気づいちゃったり、怪しいなって思う時って、女子の頭ん中はそんな感じ。
今度、彼女に浮気を疑われたときは思い出してみて。
あー、法螺貝鳴ってんなって。
ちょっと可愛く見えてくるでしょ。
ならない?
おかしいな。
あなたの本当の目的はなんですか?
なぜ彼女は人塚になったのだろうか。
交際する前に恋人的接触をする、というミスをおかしていないのに。
それは彼女が『言葉』を要求したから。
『付き合う前に恋人的接触はしない』
これはとても正しく真っ当な言い分です。
だけど(いるかどうかもわからない)『彼女』の存在を意識して、少しでも優位に立つために「付き合おう」の言葉を引き出そうとしていないだろうか?
もしそうならば、あなたの視線は『彼』ではなく『彼女』に向けられているのです。
『彼』と末永く幸せに暮らすことよりも、『彼女』に勝つ、そのために「付き合おう」と言わせることの方が重大なミッションになってしまっている。
そうではありませんか?
そして彼にしてみれば、自分を素通りして別のものを見ているあなたが
「付き合うまではしない」
と言い張るのは
「私としたければ『付き合う』と言え!」
と自分自身を楯に脅迫しているのと同じことなのです。
そりゃ、人塚にもなるわ。
あなたがほしいのは『彼』ですか?
それとも「付き合おう」のひと言ですか?
『彼』のことをちゃんと見つめ、彼は私のことが好きで、私もこの人のことが好きだと素直に感じられるなら、後だろうが先だろうが関係ないのです。
お互いに、これが自然だったよねと微笑みあえるのが正解だということです。
ただし、関係をはっきりさせずズルズルするのはお互いのためによくはありません。
ケジメのないだらしない人とは付き合いたくないでしょう?
もしもハッキリさせることを拒むようなら、それまでと腹をくくりましょう。
special thanks & congratulations
さて、今回の記事を書くきっかけをくださったのが木ノ下コノキ (id:kinoshitakonoki)さま。
古い記事にも目を通してくださる読者さまが何人かいらっしゃるのですが、コノキさんもその一人。
半年ほど前の記事ですが、こちらにも丁寧なコメントをくださいました。
このコメントを見て、
誰かをコントロールするために自分を制限して、本当に自分は幸せなのかな?
と思ったのです。
『彼女』に彼を取られたくないから。
断ったらフラれてしまうかもしれないから。
そうではなくて。
自分がしたいかしたくないか。
あくまで自分の行動は自分が主導であるべきなのです。
コノキさんの恋も成就したようですし…ね。
どうぞ、末永くお幸せに (〃∇〃)