こんにちは、年間300日スーツで過ごす女、乙女イシイドです!
まだまだ続く女子会銀座。
今回は同業女子会でございます。
先輩バリキャリとしての役割
さて、女子会といいましても会社主催の懇親会でございまして。
新人から我々ベテランのバリキャリまで、女性営業が一堂に会するというとても珍しい機会でした。
営業女子の飲み会なんて、さぞ激しいマウンティングが繰り広げられるのだろうとお思いでしょう。
私たちは意外とそんなことはないんです。
同じ仕事であるものの、配属先は別々ですから『少し離れた同胞』という感じで仲はよい。
でもちゃんとお互いの成績はチェックしてるので、『最近〇〇ちゃん、調子悪いよね。大丈夫かな?』なんて心配したり、されたり。
なにせ、絶対数が少ないのでお互い助け合っていかねば残れないのですよ。
さて、我々ベテラン組は招待された側ではあるのだけど『若手の悩みを聞いてやってよ』という暗黙の指令があったりします。
なので、お客さまであるのと同時に、もてなす側の人間という不思議なポジションで飲むことに。
たとえヒラ社員であっても、長く勤めると『会社寄り』の目線を求められるようになるのですね。
というわけで、本当に年齢やキャリアの近い同業女子との女子会であれば、もう少し愚痴大会であったでしょうが、なんだか『前向き』な風の吹く飲み会となりました。
飲み会のときの先輩の武勇伝はウザいですか?
さて、飲み会の席で上司先輩と同席する時は、そのありがたいお話を拝聴する絶好の機会です。
それでもいやがられるのは上司先輩の武勇伝。
さすがに
『俺の若い頃はさぁ…』
とはやらないけれど、経験談を話すときに上から目線になったり『私ってすごいでしょうオーラ』が出ないように非常に気を使います。
先輩後輩の間柄で集まると悩み相談が出やすくなりますよね。
なので自分の経験を話す場合。
『自分を誉め称えてもらう目的』で話すと当然嫌がられます。
相談したらなぜか疲れた。
そう感じさせたら、後輩は二度と相談してこなくなります。
甘えたくて相談したのに逆に甘えられたのと同じことですから。
だから『自分はこういう経験をした』という事実をフラットにお話するようにしています。
そしてその時『こう思った』『こう思われた』という感情のお話をします。
女性というのは特に共感の生き物ですから。
経験したことのないことでも、感情面から追体験することができます。
もしくは『そんな時、先輩がこんな風に助けてくれて、あの人マジで神』という先輩や上司の武勇伝をお伝えした方がスルリと伝わるように思います。
時代は変わってきている、かもしれない
宴もたけなわ。
そこそこお酒も進んできますとやっぱりプライベートなお話も出てきますね。
隣の席になった彼女は、今とっても勢いのあるアラサー女子(20代)
でも彼氏はなしと言います。
「婚活とか、した方がいいのかなって思うんですけど、そこまででもないんですよねー」
「私くらいになると、大分苦労するよー 笑」
「うーん、もうちょっと一人を楽しみたいって言うか…」
(○_○)!!
ヒトリヲタノシミタイ。
イシイドは。
彼女くらいの年のころ。
『一人を楽しもう』という気持ちは全くなかった。
仕事に必死だったし、恋愛も必死だった。
悩んだし苦しみもした。
結局一人を選んだわけだけど、でも確かに楽しかった。
結果として『一人で楽しかった』のだ。
あの頃は結婚するのが当たり前の空気だった。
でも今は違ってきている。
私たち(先輩)が『一人で楽しかった』ので次の世代に『一人を楽しむ』という選択肢が生まれたんじゃないだろうか。
私が『一人を楽しんだ時間』はやっぱりそれはそれで貴重な財産だったと思う。
だから、婚活はやるなら早い方がいいけれど、それを強要するのは貴重な財産を得る機会を失わせることにもなる。
彼女が自分のための新しい生き方をしてくれれば。
もしかしたら、我々の次の次の次の次くらいの世代はもっと生きやすい生き方を見つけてくれてるんじゃないだろうか。
そう思うと、私たちがもがいて苦しんできたことは無駄じゃなかったのかもしれないと、希望が持てる。
若い世代から未来をもらえる。
これが後輩と飲む醍醐味じゃないだろうかと思うのね。
二次会の定番はカラオケ
そして、二次会へ。
二次会といえばカラオケ。
ウチはオッサン体質の社風なので二次会といえばカラオケなのです。
そしてイシイドはカラオケ苦手です。
ええ、音痴なんです。
いや、音痴ではないの。
合唱部だったし。
でもマイクを通すとなんであんなにヘボくなるの?
声帯が薄くてカラオケだとすぐにノドがやられてしまう。
どうも私の声はマイクに拾われにくい声質みたいです。
ちなみに十八番は楽天パンダのうたです。
どうよ、アラフォーのバリキャリが営業車の中で楽天パンダを熱唱するって。
意外と似てると思うんだけど。
シュール。
ある意味クール。
世の中にはカラオケハラスメントなんてのもあるくらい。
歌は好きだけどカラオケはあんまり好きじゃないんだな。
飲み会の席でのカラオケに悩む方も多いのではないでしょうか。
カラオケまでついてきておいて一曲も歌わないのはさすがに悪目立ちしてしまう。
一曲ご披露したものの、自分のテンションはダダ下がり↓
なんてことはよくある話。
そんな中、我々のリーダーがやってくれました。
成績は全国的に有名なレベルなのに全く嫌みじゃなく、一緒にいる人を楽しい気持ちにさせてくれる我らがリーダー。
同い年なのだけど階級は私よりも上。
そして歌めっちゃウマイ。
なんでプロを目指さなかったんだ?ってレベル。
そんな彼女がとった行動とは。
もともとイシイドがカラオケがニガテなことは知ってくれていました。
以前の飲み会では、無理にすすめてくる人に
「イシイドちゃんはカラオケダメだから!」
と言ってくれたこともありました。
でも今回は、曲の残り3分の1くらいのところですっとマイクを渡してくるんですね。
みんなの興味が薄れた頃に。
一応、少しだけでも歌っているから参加してないことにもならないし、イシイドの負担も少ない。
無言の連係プレー。
イシイドは以前、もっとカラオケ嫌いな後輩がいたときに、彼女にマイクがいかないようにマイクを占拠したことがありましたけど。
それより全然スマートですよね。
やっぱり上に立つ人というのは、それだけの理由があるということを目の当たりにしました。
目標とかロールモデルというとどうしても上の世代を見てしまいがちです。
でも素敵だなと思える人は同世代でも、もしかしたら下の世代にもいるかもしれない。
そして、そんな人を見つけたら変な意地を張らずにお手本と思える素直さを持っていたいと思うのです。
最後に
仕事絡みの飲み会というと憂鬱なイメージがありますが、彼女たちとご一緒するのは本当に楽しい。
そしてお開きになったときの爽快感がまたよいのです。
勤続の長さに関係なく皆が互いに気遣いながら、それでもそこにウソや隠し事のないという大変気持ちの良い会合。
上下関係のある集まりではあるけれど、下の世代の子達も同じように感じてくれていればいいなと思います。
仕事に不満はつきものです。
でも。
こういう仲間がいるからこそ。
まだまだ頑張れるかな。
そう思ってしまうのです。(社畜思想)